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プロフィール

シマママ

Author:シマママ
タイトル猫:
シマことシマ・マ・マーニャは2014年3月17日未明に永眠しましたが、これからもいつもどこかでシマママファミリーを観察していきます!

作成人:シマママ
ご縁があって、某鉄道会社の一般事務員として働いているOL。鉄道のことは詳しくないので、私に鉄道のことは聞かないでください…。多趣味。好奇心旺盛だけど飽きっぽいのがたまにキズ(^^;)。

作成人:シマパパ
シマママの旦那さん。PCとか、画像処理とか、イラストとか、そういうことが得意。

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日だまりの幸せ

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ある方から勧められて、新井恵美子さんというノンフィクションライターの作品を続けて読んでいます。 この方は、雑誌「平凡」の創刊者を岩堀喜之助氏を父に持ち、一度は家庭に入ったものの、物書きを諦めきれず、主婦業の傍ら文章を書き始めたという方だそうです。 今、読んでいるのが『モンテンルパの夜明け』(潮出版社,1996年)です。 これは、第2次世界大戦後、7年たった昭和27年に流行った「あぁ、モンテンルパの夜は更けて」という曲が、フィリピンのモンテンルパ刑務所に収監されていた戦犯たちの命を救うまでの軌跡を綴った作品です。 新井さんの筆致はとても歯切れが良く、読みやすく、スイスイと読み進んでしまいます。 しかし、そこに綴られる人々の苦悩や焦燥感、一曲の歌がヒトの心を動かす瞬間の希望…そうした心情は損なわれていません。 なので、一文読み進めるたびに、私は胸が締め付けられてしまいます。 新井さんは、この作品で「第15回 潮賞」を受賞されています。
私は新井さんの作品を読むまで、「あぁ、モンテンルパの夜は更けて」という曲も知りませんでしたし、モンテンルパ刑務所のことも知りませんでした。 この刑務所には、フィリピンが終戦後独立したと同時にフィリピンで独自に裁判を行うよう、アメリカから引き渡された戦犯が収監されていたそうです。 終戦間際、フィリピンで繰り広げられた日本兵による虐殺行為によって、フィリピンの人々の日本人に対する感情は最悪だったそうです。私も虐殺の様子を読んでいるだけで気分が悪くなりました。 しかし、そこに収監された若者たちの多くが、冤罪、または軍の手足として動かざるを得なかった下級の兵隊たちだったそうです。命令を出した上官は、実際に手を下していないことから罪を免れ、放免され、命令のまま行動した人々が罪を問われたわけです。 また、フィリピンの人々の対日本人感情から日本人なら誰でも捕まってしまうような風潮もあり、まったく事件にかかわりの無い若者たちも多く収監され、刑を宣告されていたそうです。 この若者たちを一人でも多く救おうと走り回る教誨師の僧侶の姿、日本で戦犯家族をまとめようとする復員局の職員 、そして当時、歌という武器を手に慰問に奔走していた渡辺はま子さんの活躍、そして身に覚えのない罪で死刑を宣告された戦犯たちの純粋な言葉が、この本にはぎっしりと詰まっています。 第2次世界大戦で、日本は敗戦国となり裁判をうけ、戦後もたくさんの命を落としました。 ただ、この本を読むと、敗戦国といいながら、戦争の加害者、被害者は表裏一体であり、最後に涙を流さねばならないのは、戦勝国であっても、敗戦国であっても小さな幸せを守りたいと思う、小さな人間であることが感じられます。 その小さな人間が、歌という力を借りて大きな力を得、大きなかたまりとなり、多くの人々を救う経緯には感動を覚えます。 この歌を聴いて、自らも日本人に拷問を受け、家族を殺された当時のフィリピン大統領が心をとかし、日本人の戦犯たち全員を本国へ返す特赦を出すまでの心の動きは、想像を絶するものがあります。 未来の人類へ、友好な人々のつながりのために私怨を捨てたこの時の大統領の気持ち、今の私たちはしっかりと受け止められているでしょうか? 戦後、まだ60余年しか経ってないんですよね。 まだまだ、戦争を終えることのできない方々も多くいらっしゃるのだと思うと言葉になりません。 平和とは、個々人の幸せとは、国家の幸せとは…。 考え始めたらキリがありませんが、過去の過ちに目をそむけることなく、あたら命を粗末にしないことが大切なのかな、などと考えさせられました。 こうして、猫と一緒に日差しを浴び、のんびりと暮らせるありがたさ。 もっともっと、平穏な毎日を大切に、大切に生きていきたいものです。
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Comment

ふにゃふにゃふにゃ~。
しあわせにゃ~=^ェ^=
(´・ω・`)ノENOKI
2007/12/14 12:23 | URL | eno #79D/WHSg [ Edit ]
☆enoさん☆
あ、ごめんなさい。
全文投稿する前にコメントいただいちゃいました(^^;)。
でも、幸せでしょ(^^)。
こんな幸せを、もっともっとたくさんのヒトが感じられるとよいなぁ、ってつくづく思います。
2007/12/14 12:54 | URL | シマママ #79D/WHSg [ Edit ]
シマママさん、こんばんは
フィリピンでも日本人が虐殺した…。
私はこんなことさえも知りませんでした。
漠然と「戦中の日本軍はアジアで酷いことをした」
なんてことは分かっていても
フィリピンで、ということには思いが至りませんでした。
そうなると、ぎゃーぎゃーうるさいように感じる中国や韓国の声は、
戦中戦後の事情をよく知らない私のような人間には
ある種、必要なものなのかもしれないとも思いました。
フィリピンの大統領が恩赦を出すまでの葛藤を
私も知りたくなりました。
私もぜひ読みたいと思います。
良書のご紹介、ありがとうございました。
2007/12/15 22:15 | URL | 雨がえる #79D/WHSg [ Edit ]
シマママさん、こんにちは♪
新井恵美子さんのこの本、私も読んでみたくなりました。
日本という国は、本当に今では平和な国です。
戦争を知らない私たちの世代も、だからこそ余計に、このような自分の国の過去の過ちの歴史も知っておくべきだと思うのです。
東南アジアに気軽に遊びにいける今ですけれど、何も知らずに遊びに行くのはその国の人たちに失礼ですし、知らないではすまされないような気がします。
こういう本って自分ではなかなか探さないので、雨がえるさんと同じく、シマママさんにご紹介いただいてありがたいです。
ぜひ読んでみますね!
2007/12/16 17:08 | URL | nyan #79D/WHSg [ Edit ]
ドアってなに?
2007/12/17 09:57 | URL | BlogPetの寝子 #79D/WHSg [ Edit ]
真の幸せとは、ズバリ猫遊びに興じる事が出来る世の中である事だニャ。
2007/12/17 12:43 | URL | 内部正明 #79D/WHSg [ Edit ]
幸せな時の顔は猫も人間も同じですね(信頼度100%です)
2007/12/17 21:40 | URL | ドロンケン #79D/WHSg [ Edit ]
モンテンルパ刑務所の話、初めて聞きました。
戦争って「異常事態」だけど、罪を問われるのは「個人」。裁く方も立場が違っていたら同じことをしていたかもしれません。
大きな逆らえない力の中で流されてしまう・・・そんなことが、これからの時代はないように。
「世界で一番平和なのは猫の寝顔」
と、姉が言ってました。猫が安心して眠れる世界、それが一番だと思います(*^^)v
2007/12/18 12:52 | URL | くろこ #79D/WHSg [ Edit ]

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